![高音発声をしているボーカル&シンガー](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=175x1024:format=png/path/sc6597c4b9571a93b/image/i5ed9a65447a28576/version/1456012238/%E9%AB%98%E9%9F%B3%E7%99%BA%E5%A3%B0%E3%82%92%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%AB-%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%83%BC.png)
ボイストレーニングで、よく、「高い声は頭に響かせるようにして、声を出してみましょう。」と言われる事があります。
これは一体、どういう理屈なのでしょう??
音が高いから、天井や頭のように、自分の目線より高い位置のイメージを持つ事で高い声がでる、ということなのでしょうか。
答えは、NOです(=_=)
ここで、理解しておきたい重要!なことは、声の「高い&低い」を作り出せるのは、喉にある「声帯」である、という事です。なので「頭に響かせるようなイメージ」だけでは、残念ながら、高い声はでません。
このようなレクチャーが多くなってしまうのは、まず、声帯は体内にあるものなので、外から見ても目で、動きが確認できず、イメージや感覚的な指導内容になってしまう、という点。
また、これまでの発声学の歴史から、身体の色んな場所に(たとえば⇒ 頭、前歯の裏、首の後ろ側、軟口蓋など)に「声を当てる」という発声指導がされている点。(声を当てるイメージにより、声の明るさをもたせる意味はありますが、高い声を出すための、根本的なトレーニングにならない。)
が、あげられます。
自分自身の実体験としても、また、その方法を試してみた方の意見を聞いても、(歌で使える)高い声がでるようになった、という結果は、あまり得られることはないようです。
なぜなら、声帯を動かす筋力が、まだ付いていないのにもかかわらず、そのイメージによって、無理に動かす力がはたらいて、結局、(筋力のある)違う部分に「まちがった力み」が入ってしまうからです。
声帯を正しく動かすには、イメージよりも、ダイレクト&具体的に、トレーニングをした方が、
何倍もの早い期間で高音が出せるようになります。
今回は、少し、かたいお話になっちゃいましたね(笑
イメージによる発声法を試してみて、うまく声がでない場合は、違うアプローチを考えてみるのも大切です。
仙台 ボイストレーナー KAN☆
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