3位:べったい歌声になり、声が響かない


・自分の声が好きになれない
声がつぶれているように聞こえる
自分の歌声を録音して聞いた時に、はじめて気付く人も多い。

この悩みは「響き」という視点だけから解決しようとすると、上手くいかないケースがあります。

 

「響かせる」前のステップとして、「喉の脱力」ができているかどうかが、とても重要になります。

まずは、脱力しやすい低い声で、響きのある声を作り出していきます。

 

 

 

◆声が響く、とは?

声帯から生まれる音=声。
この段階では、まだ、原音にすぎず、芸術性や情緒などが付加されていない「音」の状態です。

この「音」を、聞いている人に心地よく届けるために「響かせる」ことが必要になります。そして更に舌や口を動かすことで「言葉」になるわけです。

響かせるには、響かせる空間を確保しなければなりません。

声を共鳴させる空間は、大きく、5つあるのですが、この中でも、特に「咽頭共鳴腔」という空間を広く確保することで充実した響きを作り出します。

ただし注意が必要なのは、空間を確保するために、口や喉の奥に余分な力を入れてしまっては、逆に硬い声になってしまいます。

 

口の形や喉の開き具合は、人によって違いますので、その人にとって自然体であることが大切です。