「発声練習の声」を歌で使う


「発声練習の時は、いい声がでるんだけどな~」という生徒さんの声をよく聞きます。

これは、ボイストレーニングを受けている方には、結構「あるある」かもしれませんね。

仙台ボイストレーニング 発声練習

発声練習の時は、歌というより、声の出し方(発声)に意識がいっているので、色んなことに注意をしながら声を出しています。恐らく、ボイストレーナーが誘導しながら、声を出していくので、いい声の出る状態が整っているのだと思います。そして、発声練習の言葉としては、「あ」「ま」などが多いので、口の形の変化があまりない。

 

つまり、声が出しやすい環境で発声を行なっている、という理由があります。

 

そして、きっと、いちばん不思議なのは、発声練習で出た高さの音(特に高い音の時)と、同じ高さの音なのに、歌の中に出てくると、上手く出ない!という事ではないかと思います。

 

***

 

では、その問題を、解決していきましょう!(^^)!

 

 

まず、いわゆる一般的な発声練習(ボイストレーニング)では、「ドレミファソ・・」と、「低音⇒高音」に、順番に音が上がっていく音階で行う事が多いと思います。なので、音階の幅が狭いので、次の音に移動しやすい。そして、声の音量も、「小さい⇒大きい」に流れていけるので、次のひとつ高い音を出す準備がしやすい。

 

この2つが、声の出しやすさを作りだしています。

 

 

しかし、曲の中では、どうでしょう。

メロディーは、常に激しく動き、言葉も、もちろん変わっていきます。発声練習の時の、声の出しやすい条件は、整ってはいません”” ということは、どうすればいいのか!?

 

それは、発声練習と同じく、高音を出しやすいように準備をしておけばいい、のです。

 

具体的には、その「出しにくい音」の「ひとつ前の音」までを、しっかり出すことに、エネルギーを注ぐ、というです。高い音の直前で、休まないことです。そうすると、出しにくかった音が、「するっと」出ます。いままでは頑張って出そうとしても出なかった音が、その前の段階で頑張れば、以外に、楽に出るのです。

 

発声練習の時は、そうやって声を出しているので、高音も出しやすいのです!

高音を出すためには、その前の準備がとても大事なのです。

 

ぜひ、実践してみてください。

 

 

仙台ボイストレーナー KAN☆

 

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