「腹筋に力」→声がつぶれる


歌う時に、「お腹を使う」とよく聞くと思いますが、間違った部分に力を入れて、声がつぶれてしまっている方が少なくありません。これは、正しく直すだけで、かなり声が通る(スムーズに出る)ようになるので、チェックをしてみましょう。

 

では、間違った部分とは、どこか??

 

それは、「腹直筋」という場所です。おへその上あたり、腹筋が6個に割れる部分です。仰向けになって、上半身を起こす&倒す、を繰り返した時に、鍛えられる部分ですね。歌う時に、この部分に力を込めると、喉を絞めてしまう緊張がはしります。

ボイストレーニング 腹直筋

腹直筋に力が入っている人は、

 

◎息を吸う時、肩があがる

◎猫背になり、背中が丸まっている

◎フレーズの初めに、その都度、マイクが下に下がる(同時に、肩も下がる)

→数センチ下がるレベルなので、本人は、気付いていないかもしれません。

 

こんな特徴があります。

 

息の流れは、体の下部分(肺)→ 体の上部分(口)という方向で流れているのですが、腹直筋に力が入ると、その逆の方向(上→下)に向かって力が加わるので、喉で、クロスしてぶつかってしまいます。長い間、歌っているけど、一向に、高い声がでないとか、すぐ声が嗄れる、という場合は、一度、確認してみるといいでしょう。

 

いわゆる、腹式呼吸(息のコントロール)が、できていない状態となります。

 

声は整っているのに、お腹の力みによって声がでなくなるのは、とてももったいないので、

ぜひ、気をつけて歌ってみるとよいでしょう!※気をつければ、すぐ改善できます。

 

歌う時は、お腹は、そんなに力はいらないのです。

息をゆっくりと、長く、効率的に吐くために、力を必要とするのは「腹斜筋」という部分です。

 

鏡で自分の歌う姿を見ながら、チェックしてみるといいと思います!

 

 

***

仙台ボイストレーナー KAN☆

 

ブログランキング参加中!

応援よろしくお願いします☆

 

にほんブログ村 音楽ブログ ヴォーカルへ
にほんブログ村