『曲の最初のワンフレーズから、高音を出すための準備は始まっています。』
今回は、サビに多い「高音」をスムーズに出すための、準備について、ワンポイントアドバイスをお伝えします。高音をスムーズに出せるかどうかは、低音の声をどうだしているか、がとても大切になります。
![高音を出すための低音での準備 仙台ボイストレーニング](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=283x10000:format=jpg/path/sc6597c4b9571a93b/image/ic6fc5993468a7aa3/version/1458363586/%E9%AB%98%E9%9F%B3%E3%82%92%E5%87%BA%E3%81%99%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E4%BD%8E%E9%9F%B3%E3%81%A7%E3%81%AE%E6%BA%96%E5%82%99-%E4%BB%99%E5%8F%B0%E3%83%9C%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0.jpg)
日常的なところから、紐解いていきましょう。
例えば、
★★自分の2~3メートル前にいる人を呼ぶ時の声は、どういう声でしょう?
◎声の大きさ →小さめ
◎声の高さ →低め
◎声の張り →やわらかめ
★★自分の10~15メートル前にいる人を呼ぶ時の声は、どういう声でしょう?
◎声の大きさ →大きめ
◎声の高さ →高め
◎声の張り →張りがある
声を届ける距離によって、声の高さは自然と変わります。
低音は、優しい声(抑えめな声)、高音は、大きい声(張った声)になるのが自然なのです。
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それでは、話を歌に戻します。
サビの高音部分で、声がでなくなってしまう方は、出だしの低音部分を、高音の時のような声(大きく、張りがある)で歌ってしまっている場合があります。
低音を頑張ってしまうと、喉が狭い状態をキープしやすくなり、高音になった時に、そのまま声を持ちあげてしまうので、苦しくなります。
これは、曲の中に、たくさん出てくる「フレーズごと」にも同じことが言えます。
常に同じボリュームで声を出さずに、メロディーの変化(上がり下がり)によって、声の大きさも変えていくと、とても歌いやすいくなります。(※曲の構成やジャンルによって異なる部分もあります。)
曲の高音部分が出しにくい方は、低音の声を調整してみるとよいでしょう!
ぜひ、試してみてください。
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仙台ボイストレーナー KAN ☆
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