高音のための低音準備


『曲の最初のワンフレーズから、高音を出すための準備は始まっています。』

 

今回は、サビに多い「高音」をスムーズに出すための、準備について、ワンポイントアドバイスをお伝えします。高音をスムーズに出せるかどうかは、低音の声をどうだしているか、がとても大切になります。

高音を出すための低音での準備  仙台ボイストレーニング

日常的なところから、紐解いていきましょう。

 

例えば、

 

★★自分の2~3メートル前にいる人を呼ぶ時の声は、どういう声でしょう?

◎声の大きさ →小さめ

◎声の高さ →低め

◎声の張り →やわらかめ

 

★★自分の10~15メートル前にいる人を呼ぶ時の声は、どういう声でしょう?

◎声の大きさ →大きめ

◎声の高さ →高め

◎声の張り →張りがある

 

声を届ける距離によって、声の高さは自然と変わります。

低音は、優しい声(抑えめな声)、高音は、大きい声(張った声)になるのが自然なのです。

 

 

***

それでは、話を歌に戻します。

 

サビの高音部分で、声がでなくなってしまう方は、出だしの低音部分を、高音の時のような声(大きく、張りがある)で歌ってしまっている場合があります。

 

低音を頑張ってしまうと、喉が狭い状態をキープしやすくなり、高音になった時に、そのまま声を持ちあげてしまうので、苦しくなります。

 

これは、曲の中に、たくさん出てくる「フレーズごと」にも同じことが言えます。

常に同じボリュームで声を出さずに、メロディーの変化(上がり下がり)によって、声の大きさも変えていくと、とても歌いやすいくなります。(※曲の構成やジャンルによって異なる部分もあります。)

 

曲の高音部分が出しにくい方は、低音の声を調整してみるとよいでしょう!

 

ぜひ、試してみてください。

 

 

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仙台ボイストレーナー KAN ☆

 

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