ミックスボイスの “メリット&デメリット”


 

こんにちは、Loose VoiceのKANです!

 

今日は、「ミックスボイス」についてのお話しです。

 

歌やボイストレーニングに興味のある方は、

 

きっと、一度は、この声の名前を聞いたことがあると思います。

 

 

 

 

ミックスボイスの定義は、かなり色んな解釈が広がっており、

 

混沌としていますので、ここでは、「地声と裏声を繋げる声」と位置づけてお話しします。

 

ここ何年かで、頻繁に耳にするようになりましたよね。

 

そのわけは、「高い声は、ミックスボイスで楽に出せる!」みたいな

 

キャッチフレーズが浸透してきたからかもしれません。

 

 

 

 

実際に、ミックスボイスを求めて、ボイストレーニングを積んだ方は、

 

自分の思うような歌声が習得できましたでしょうか??

 

できていればOKですが、そうでない場合は、

 

もう一度、ボイストレーニングを見直してみる必要があります。

 

 

 

 

ミックスボイスは、発声法を学ぶ上で、一時的に、それに向かうのはいいと思います。

 

でも、歌の中で、高音になったら、常にミックスを使うのは、どうかな・・?と、

 

個人的には感じます。

 

 

 

 

その理由は、歌を聴く人は、

 

「ミックスボイスを聴きたい、と思っているわけではないから」です。

 

実際に、プロシンガーで、地声と裏声の境を無くして、

 

完全に繋げているシンガーは、かなり少数ではないかと思います。

 

曲を聴いても、「あっ、いま、地声から裏声に変わった!」という瞬間を、

 

耳にしたことは、沢山あると思います。

 

 

 

 

そのひっくり返りが、色気やムードを演出してくれるのです。

(表現の一つとして、意識的に行うもの)

 

それを完全になくしてしまうのは、声の音色に変化をつけにくくし、

 

逆に、飽きられる・・可能性も少なくありません。

 

 

 

 

なので、結論としては、

 

使い分けができるのがベストです。

 

 

 

常に、あなたの歌を聴いてくれる人の目線で、考えてみることが大事です。

 

「自分が出しやすい声」を出すのではなく、「出してほしい声」を出す。

 

そうすると、あなたの歌は、喜ばれます!

 

 

 

最後にミックスボイス習得のメリットとデメリットを、いくつか挙げてみます。

 

 

◆メリット

・無理なく、高音が出せる

・声帯の正しいコントロールが身に付けやすい

・裏声となる音域でも、芯の強い声が出せる

 

 

◆デメリット

・音色の変化がつけにくい

・高音で声が細くなりやすい

・歌詞(言葉)が弱くなる

 

 

 

ミックスボイスを出すことで、

 

聴いてくれる人が、喜んでくれる!

 

という条件があってはじめて、

 

歌で使う価値が生まれます!

 

 

 

是非、参考にしてみて下さい。

 

では、また!

 

KAN☆