レッスンレポート《発声編》芯のある声


 

こんにちは、Loose VoiceのKANです!

 

今回は、人気記事「レッスンレポート」の発声編をシェアいたします。

 

 

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普段から、ささやき声のように、芯があまりない声で話される女性の生徒さん。

 

歌声の悩みは、地声で芯のある声がでない、、ということ。

 

「日ごろ」とは、とても大事なもので、お話ししている時の、その声は、

 

芯をつくるノドの筋肉が、あまり働かずに、休憩している状態にあると分かりました。

 

 

 

まず、芯のある声を出す為には、声帯をしっかり閉じることが必要です。

 

 

 

一つ目のポイントは、呼吸。

 

声帯は、ベルヌーイの定理が働くことで、声帯の閉じる作業を助けてくれます。

(※ベルヌーイの定理は、文章が長くなってしまうので、ネット検索してみてくださいね。)

 

 

 

 

レクチャーの初めは、前歯の上下を、軽くかみ合わせて、「ズー」と声と息を混ぜながら、

 

一定の息を出していきます。(携帯のマナーモードの振動のマネに近い)

 

ここで腹式呼吸ができているかも確認できます!

 

10秒伸ばす → ブレイク → 10秒伸ばす → ブレイク・・のように、行います。

 

 

 

 

次に、声帯が閉じやすい低音の声を出していきます。

 

僕:「低い声で、怖~い、暗~い声を出してみて」

 

生徒さん:「ア”ァァァ~」

 

僕:「いいねー、それでOKです!その時に、体感として喉が振動しているとか、

 

声がビリビリ鳴っているという感覚って分かりますか?」

 

生徒さん:「はい、喉が震えているような気がします」

 

僕:「OKです、では、そのビリビリを感じたまま、少しずつ、音を上げていきますね!」

 

 

 

 

この後、低音~中音域くらいまでを、ピアノで音を取りながら、

 

喉のビリビリを感じたまま、声を出していきます。

 

音が高くなり、ビリビリが感じにくくなったりしたら、もう一度、低音に戻ってやり直します。

 

「ビリビリが無くなる」と、声帯がしっかり閉じられずに、息が漏れているような声になります。

 

 

 

 

この練習を、ゆっくり時間をかけて、焦らずに行っていきます。

 

そして、その後、そのビリビリを感じた声で歌ってみるのです。

 

練習でやった低音&中音は、いい感じに、芯が入り効果が見られます。

 

 

 

 

ただ、この時点では高音になると、声は弱くなる可能性があります。

 

そのトレーニング法は、また、別の機会にレッスンレポートで書いてみたいと思います。

 

強い声を出したい方、声に芯がほしい方は、ぜひ、参考にしてみてください。

 

それでは、また!

 

KAN☆