こんにちは、Loose VoiceのKANです！
高音発声をする為に、ミックスボイスの練習を行っている人は多いと思います。
独学で練習を行っていると、色んな疑問や壁にぶつかると思いますが、その中でよくある間違った練習の勘違い例を一つお伝え致します。
それは裏声に地声感を混ぜるという発想です。
もう少し具体的に言いますと、裏声の状態から地声発声で使うジリジリとした声の鳴り（エッジ）を足していくという練習です。
これは強い裏声になるだけで、豊かな声の響きや、抜け感が損なわれてしまい、ただ詰まった裏声になる結果になることが多いです。
ここで躓いている人は、まずはミックスボイスという発想を、一旦、置いておいて裏声の強い声（ヘッドボイス）から習得する必要があります。
なぜなら、裏声で声量を上げる（クレッシェンド）のやり方が、まだ身についていない為、同様の方法で地声でも声量を上げると、喉が締まる可能性が高いからです。
声帯閉鎖という言葉を聞いた事がある人は、ピンとくると思いますが、その閉鎖方法にミスが生じている状態です。
強い声やミックスボイスというような発声感覚は、喉や声帯の締めつけ感は無いものです。
ぜひ、適切な発声を学んでいきましょう！